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文化庁では令和4年12月19日(月)から令和5年1月31日(火)まで、「第3回メディア芸術データベース活用コンテスト」へのエントリーを募集します(1/25日追記:募集期間を2/6 12:00まで延長いたします)。文化庁は、メディア芸術(マンガ、アニメーション、ゲーム、メディアアート)の振興を企図して、保存・活用の基盤となる「メディア芸術データベース(ベータ版)」を公開しています。本コンテストは、このデータベースについて、広く皆さまから活用方法に関するアイディアなどを募集するものです。
一般にデータそのものは、単なるデジタル情報にすぎません。しかしながら、社会問題やビジネスといった特定の観点から情報を捉え直すこと、他の情報と組み合わせて人々が欲している情報に加工すること、大量の情報を分析して可視化することなどで、大きな価値を持ち、社会をより良くすることに繋がります。今回のコンテストでは、メディア芸術データベースを活用した新しいアイディアを考える「アイディア部門」、メディア芸術データベースを活用した新たなビジュアライゼーション、アプリ、データセット、ウェブサイトを作成する「クリエイティブ部門」に加え、コンテスト事務局が配布するデータセットを分析しメディア芸術に関する新たなトレンドや隠れた知見を見つる「データセット分析部門」も新たに追加し、計3部門を用意しました。
また、今回のコンテストでは「メディア芸術で『繋ぐ』」というコンテストテーマを設定しました。これは、メディア芸術を活用し、世代、地域、分野、産業などあらゆるものを「繋ぐ」ということを意味します。このテーマに合致しないものも含め広く皆さまからの御応募を歓迎しますが、テーマに合致する応募は、テーマ該当事例として別途選定をする予定です。
御応募いただいたエントリーは、厳正なる一次審査のうえ、ファイナリストを選出します。ファイナリストに選ばれた皆さまには、令和5年2月12(日)にオンラインで開催予定の最終審査イベントにてプレゼンテーションを行っていただき、最優秀事例・優秀事例を決定いたします。
メディア芸術自体に興味がある方はもちろん、オープンデータの活用から、新ビジネス創出を考えている方、メディア芸術を活用した教育問題、地域活性化、環境保全などの社会課題解決にチャレンジ・貢献したい方も含め、幅広い皆さまの御参加をお待ちしております。
<コンテスト応募要項>
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コンテスト名:第3回メディア芸術データベース活用コンテスト
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応募期間:令和4年12月19日(月)~令和5年2月6日(月)12:00締め切り(募集期間延長)
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最終審査イベント:令和5年2月12日(日)(オンライン開催)
令和5年2月12日(日)15:30-16:30で最終審査イベントの様子を配信します。ご視聴は次のURLから。 https://youtube.com/live/vSGgmf60fuM -
応募方法:こちらのページを御確認ください。
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応募資格:どなたでもエントリーいただけます(年齢、性別、国籍などは不問)※個人・チーム(グループ)も問いません。特に以下の方の応募を積極的にお待ちしています。
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メディア芸術自体に興味がある方
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データを使って新ビジネス創出や社会課題解決をしたい方
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オープンデータ・シビックテック関係者の方
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メディア芸術やデータサイエンスなどを大学・高等専門学校などで学んでいる学生の方
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コンテストテーマ:「メディア芸術で『繋ぐ』」
今回のコンテストでは、メディア芸術を活用し、世代、地域、分野、産業などあらゆるものを「繋ぐ」ということをテーマに設定しました。このテーマに合致しない応募も歓迎しますが、合致するテーマの応募はテーマ該当事例として別途選定をする予定です。
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募集部門
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データセット分析部門:コンテスト事務局が現在開発中のデータサイエンス教材用のデータセットを分析し、メディア芸術に関する新たなトレンドや隠れた知見を見つけてください。その際に、メディア芸術データベース以外の外部オープンデータなどを自由に組み合わせて分析をしても構いません。
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データセットのダウンロードはこちらから。
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アイディア部門:メディア芸術データベースを活用した新しいアイディア(たとえば新規ビジネス、地域課題解決、次世代クリエイター育成など)を考えてください。どのようなアイディアも歓迎します。
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クリエイティブ部門:メディア芸術データベースを活用した新たなビジュアライゼーション、アプリ、データセット、ウェブサイトのいずれかを作成してください。
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評価:各部門で3つずつ評価枠を用意。
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最優秀事例(副賞:アマゾン商品券 5万円) 各部門1件
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優秀事例(副賞:アマゾン商品券 2万円) 各部門1件
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テーマ該当事例(副賞:アマゾン商品券 2万円)各部門1件※
※テーマ該当事例は、コンテストテーマである「メディア芸術で『繋ぐ』」というテーマに合致するものを最優秀事例、優秀事例とは別に選定します(最優秀事例・優秀事例と重複して選出される可能性もあります)。
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エントリー時の提出物:
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データセット分析部門:プレゼンテーションシート
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アイディア部門:プレゼンテーションシート
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クリエイティブ部門:プレゼンテーションシート+制作物
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主催:文化庁
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運営:国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)、メディア芸術コンソーシアムJV事務局
コンテスト審査員 ※50音順
大向一輝(東京大学大学院人文社会系研究科 准教授)
東京大学大学院人文社会系研究科准教授。博士(情報学)。専門はウェブ情報学、人文情報学で、学術情報サービスCiNiiの開発リーダーを約10年間務めた。メディア芸術データベースではサービス全体の「プロデューサー」としてシステムの基本設計やユーザーインターフェイスを主に担当している。

kakeami(データサイエンティスト)
二児の父.都内マーケティング会社にて,機械学習・数理統計・数理最適化を用いたマーケティング技術の研究・開発に従事.2022年よりジョージア工科大学大学院にてComputer Scienceを学ぶ.Web教材「マンガと学ぶデータビジュアライゼーション」にて第二回メディア芸術データベース活用コンテスト・ビジュアルクリエイション部門最優秀事例を受賞.

川島 宏一(筑波大学システム情報系 教授)
国交省、インドネシア住宅省、北九州市、世界銀行、佐賀県CIO、(株)公共イノベーション代表を経て2015年より筑波大学システム情報系教授(社会工学域)。佐賀県CIO在職時(2010年)に予算情報を全公開し公民連携を推進する「協働化テスト」を指揮し、国連公共サービス賞を日本初受賞。総務省地域情報化アドバイザー、つくば市顧問ほか。専門はデータ共有による公共価値の創出。

是住久美子(田原市図書館長/愛知大学 非常勤講師)
田原市図書館長。同志社大学大学院総合政策科学研究科修了(政策科学修士)。京都府立図書館等での勤務を経て、2019年より現職。2020年より愛知大学非常勤講師。日本図書館協会認定司書、地域公共政策士、日本評価学会認定評価士。著書に『図書館を拠点とした地域資料の編集とデジタルアーカイブの発信』(図書館界 72(4) 2020年)など。

下山 紗代子(一般社団法人リンクデータ 代表理事)
バイオインフォマティクス系ベンチャー、理化学研究所を経て、一般社団法人リンクデータを設立。
オープンデータ支援プラットフォーム「LinkData.org」を運営。女性初の政府CIO補佐官を経て、現在はデジタル庁データスペシャリスト、総務省地域情報化アドバイザー、愛媛県・市町DX推進専門官等での国や自治体におけるデータ利活用の支援や、インフォ・ラウンジ株式会社取締役、ミーカンパニー株式会社データスチュワード等、民間企業におけるデータ活用ビジネスにも携わる。武蔵大学非常勤講師、Code for Japan フェロー、Code for YOKOHAMA 副代表/CBO等、教育・シビックテック分野においても幅広く活動。データ以外に好きなものはビールと海とアメリカンバイク。

玉置 泰紀 (一般社団法人メタ観光推進機構理事)
1961年、大阪生まれ。同志社大学卒。産経新聞大阪本社社会部、福武書店(現ベネッセ)月刊女性誌編集を経て、KADOKAWAに。関西ウォーカーなど4誌の編集長、ウォーカー総編集長などを歴任後、現在は、KADOKAWAエグゼクティブプロデューサー。現エリアLOVEウォーカー総編集長。角川アスキー総合研究所戦略推進室。国際大学GLOCOM客員研究員。ジャイア編集委員。一般社団法人メタ観光推進機構理事。京都市埋蔵文化財研究所理事。大阪府日本万国博覧会記念公園運営審議会会長代行。Yahoo!ニュース公式コメンテーター(観光・旅行)。2025年の大阪・関西万博や統合型リゾート(IR)の仕事をしつつ、アスキー.jpの連載など、現在はウェブ系の記事作成やYouTubeの出演も多い。

千代田まどか(ちょまど)(ITエンジニア/マンガ家)
IT エンジニア兼マンガ家。iU (情報経営イノベーション専門職大学) 客員教授。ツイッター @chomado はフォロワー 8 万人を超える。物心ついた頃からゲームと絵を描くのが大好きで、大手外資系 IT 企業に勤めながら副業でマンガ家をしている。休日は 1 日 15 時間ゲームをしている。

福島健一郎(アイパブリッシング株式会社 代表取締役/デジタル庁オープンデータ伝道師/沖縄県行政DXアドバイザー)
2009年4月にアイパブリッシングをパートナーと創業。社会課題をテクノロジーで解決することをミッションとし、特に行政DXや医療、観光、まちづくり、企業のIT化などに強い。沖縄支社も設立。
また、地域の課題をITの力で解決するために、2013年5月に日本で初めてとなるシビックテックコミュニティCode for Kanazawaを9人で設立した。開発した5374(ゴミナシ).jpは全国のコミュニティの手で130都市以上に広がり、その後も、シビックテックを国内に広げるための活動にも力を入れている。最近では、テクノロジーを社会に実装していくことを中心に提言/事業活動をするほか、シビックテックの理念をビジネスへ活かし、スタートアップや社会起業を促進するための支援などにも注力中。最近は地方公共団体のデジタルミュージアム構想に関する委員等を務め、芸術文化資源のオープン化に関心がある。

松尾由美(江戸川大学情報文化学科 講師)
千葉県生まれ。上智大学文学部卒業、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。博士(人文科学・お茶の水女子大学)。2020年より江戸川大学メディアコミュニケーション学部情報文化学科講師。専門は社会心理学。これまで、オンラインゲームやSNSを教育に有効活用するための研究や、低年齢の子どものメディア利用に養育者がどのように関わればよいのかを検討する研究に取り組んでいる。最近は、数学に苦手意識を抱きがちな文系の大学生に対してデータサイエンスをどのように教育すればよいのかについても研究を進めている。

渡辺智暁(国際大学GLOCOM 主幹研究員/教授)
国際大学GLOCOM 主幹研究員/教授。専門領域は情報通信政策、オープン化と社会・産業変動など。Ph.D.2008-15年に国際大学GLOCOMにて研究に従事、慶應義塾大学政策・メディア研究科特任准教授を経て、2019年より国際大学GLOCOM教授・主幹研究員。本イベントと関連するところでは、社会課題解決のためのオープンデータ政策、著作物やデータなど情報資源の自由な再利用のもたらすメリットなどを研究している。他に慶應大学SFC研究所上席所員、総務省情報通信政策研究所特別研究員、NPO法人コモンスフィア理事長など。

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