文化庁では令和5年7月14日(金)から令和5年8月24日(木)まで、「第4回メディア芸術データベース活用コンテスト」へのエントリーを募集します(8/23日追記:募集期間を8/31(木) 23:59まで延長いたします)。文化庁は、平成22年度から日本国内のメディア芸術の振興を図るために我が国でこれまでに創造されてきたメディア芸術に関する調査を行っています。その成果の一環として、広く一般に公開されているのが「メディア芸術データベース」です。マンガ、アニメーション、ゲーム、メディアアートの4分野の作品情報や所蔵情報をデータベースとして整備することで、メディア芸術へのアクセス及びその保存・利活用の要となるデータを提供しています。本コンテストは、このデータベースについてユニークな着想で他のデータと掛け合わせて新しく作成されたデータなどを募集し、その面白さや社会的な活用可能性について探求するものです。
今回のコンテストでは、メディア芸術データベースを活用した新しいアイディアを考えるアイディア部門ならびにメディア芸術データベースを活用した新たなビジュアライゼーション、アプリ、データセット、ウェブサイトなどの制作物を作成するクリエイティブ部門の2つの部門が用意されています。また、今年度は「メディア芸術による未来社会における価値創造」という特集テーマを設定しています。たとえば、メディア芸術データベースを活用することで、メディア芸術によって地域の賑わいやコミュニティが形成されたり、新たなメディア芸術関連ビジネスが誕生したり、メディア芸術が地域のウェルビーイングに貢献したりするなどの未来社会の価値創造に関するアイディアまたはクリエイティブの応募を特に歓迎します(特集テーマに合致しないエントリーも受け付けております)。
御応募いただいたエントリーは、事務局による厳正な一次審査のうえファイナリストを選出します。ファイナリストに選ばれた皆さまには、令和5年9月10(日)にオンラインで開催予定の最終審査イベントにてプレゼンテーションを行っていただき、最優秀事例・優秀事例・テーマ該当事例の3つの事例に該当するものを選定いたします。
メディア芸術自体に興味がある方はもちろん、オープンデータの活用から、新ビジネス創出を考えている方、メディア芸術を活用した教育問題、地域活性化、環境保全などの社会課題解決にチャレンジ・貢献したい方も含め、幅広い皆さまの御参加をお待ちしております。
<コンテスト応募要項>
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コンテスト名:第4回メディア芸術データベース活用コンテスト
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エントリー期間:令和5年7月14日(金)~令和5年8月31日(木)(募集期間延長)
(提出物送付期限 令和5年8月31日(木) 23:59) -
最終審査イベント:令和5年9月10日(日)午後(オンライン開催)
令和5年9月10日(日)15:30-17:00で最終審査イベントの様子を生配信します。アーカイブ動画も後日公開予定です。 -
応募方法:こちらのページを御確認ください。
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応募資格:どなたでもエントリーいただけます(年齢、性別、国籍などは不問)※個人・チーム(グループ)も問いません。
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コンテスト特集テーマ:「メディア芸術による未来社会における価値創造」
今回のコンテストでは、メディア芸術データベースを活用することで、メディア芸術によって地域の賑わいやコミュニティが形成されたり、新たなメディア芸術関連ビジネスが誕生したり、メディア芸術が地域のウェルビーイングに貢献したりするなどの未来社会の価値創造に関するアイディアまたはクリエイティブを積極的に募集します(テーマに合致する応募の中からテーマ該当事例を選定します)。
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募集部門および提出物
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アイディア部門
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概要:メディア芸術データベースを活用した新しいアイディアを考えてください。どのようなアイディアも歓迎します。
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提出物:プレゼンテーションシート
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クリエイティブ部門:
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概要:メディア芸術データベースを活用した新たなビジュアライゼーション、アプリ、データセット、ウェブサイトのいずれかを作成してください。
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提出物:プレゼンテーションシート+制作物
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評価:各部門で3つずつ評価枠を用意。
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最優秀事例(副賞:アマゾン商品券 5万円) 各部門1件
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優秀事例(副賞:アマゾン商品券 2万円) 各部門2件
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テーマ該当事例(副賞:アマゾン商品券 2万円)各部門1件 ※
※テーマ該当事例は、コンテスト特集テーマである「メディア芸術による未来社会における価値創造」というテーマに合致するものを最優秀事例、優秀事例とは別に選定します(最優秀事例・優秀事例と重複して選出される可能性もあります)。
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主催:文化庁
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運営:国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)、メディア芸術コンソーシアムJV事務局
最終審査イベント審査員(50音順)
最終審査イベントの審査員は、部門ごとに3~4名の有識者が務めます。審査員はコンテストサイト上で発表していきますのでご確認ください。
アイディア部門
川口雅子(独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンター情報資源グループリーダー)
メディア芸術データベース事業を継承した国立アートリサーチセンターで情報資源グループリーダーを務める。ポーラ美術館、国立西洋美術館を経て現職。日本博物館協会「新登録制度推進のための実施体制支援及びプロモーション活動事業」アドバイザリーボード委員、内閣府「魅力ある新国立公文書館の展示・運営の在り方に関する検討会」構成員。全国上映中のドキュメンタリー映画『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』(大墻敦監督作品、2023年)では映画実現のきっかけの一翼を担った。
下山 紗代子(一般社団法人リンクデータ 代表理事)
バイオインフォマティクス系ベンチャー、理化学研究所を経て、一般社団法人リンクデータを設立。
オープンデータ支援プラットフォーム「LinkData.org」を運営。女性初の政府CIO補佐官を経て、現在はデジタル庁データスペシャリスト、総務省地域情報化アドバイザー、愛媛県・市町DX推進専門官等での国や自治体におけるデータ利活用の支援や、インフォ・ラウンジ株式会社取締役、ミーカンパニー株式会社データスチュワード等、民間企業におけるデータ活用ビジネスにも携わる。武蔵大学非常勤講師、Code for Japan フェロー、Code for YOKOHAMA 副代表/CBO等、教育・シビックテック分野においても幅広く活動。データ以外に好きなものはビールと海とアメリカンバイク。
千代田まどか(ちょまど)(Microsoft 社 Cloud Developer Advocate)
2016年からMicrosoft に勤める IT エンジニア。ツイッター @chomado はフォロワー 9 万人を超える。物心ついた頃からゲームとアニメと漫画が大好きで、プログラミング言語擬人化漫画『はし れ!コード学園』を連載していた。共著『マンガでわかる外国人との働き方』。休日は 1 日 15 時間ゲームをしており、趣味が高じて、今年(2023年)から YouTube でゲーム実況配信を始めた。
渡辺智暁(国際大学GLOCOM 主幹研究員/教授)
国際大 学GLOCOM 主幹研究員/教授。専門領域は情報通信政策、オープン化と社会・産業変動など。Ph.D.2008-15年に国際大学GLOCOMにて研究に従事、慶應義塾大学政策・メディア研究科特任准教授を経て、2019年より国際大学GLOCOM教授・主幹研究員。本イベントと関連するところでは、社会課題解決のためのオープンデータ政策、著作物やデータなど情報資源の自由な再利用のもたらすメリットなどを研究している。他に慶應大学SFC研究所上席所員、総務省情報通信政策研究所特別研究員、NPO法人コモンスフィア理事長など。
クリエイティブ部門
大向一輝(東京大学大学院人文社会系研究科 准教授)
東京大学大学院人文社会系研究科准教授。博士(情報学)。専門はウェブ情報学、人文情報学で、学術情報サービスCiNiiの開発リーダーを約10年間務めた。メディア芸術データベースではサービス全体の「プロデューサー」としてシステムの基本設計やユーザーインターフェイスを主に担当している。
kakeami(データサイエンティスト)
二児の父.都内マーケティング会社にて,機械学習・数理統計・数理最適化を用いたマーケティング技術の研究・開発に従事.2022年よりジョージア工科大学大学院にてComputer Scienceを学ぶ.Web教材「マンガと学ぶデータビジュアライゼーション」にて第二回メディア芸術データベース活用コンテスト・ビジュアルクリエイション部門最優秀事例を受賞.
渡辺美智子(立正大学データサイエンス学部教授/理学博士)
東洋大学経済学部教授、慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授を経て、2021年より立正大学データサイエンス学部教授。担当科目は、「アスリートのためのデータサイエンス」、「サービスデータサイエンス」など。現在、日本学術会議連携会員、応用統計学会副会長、放送大学TV科目「身近な統計」や「デジタル社会の統計リテラシ」、「データサイエンス基礎から応用」、「多次元データ分析実践の基礎」主任講師等を務める。専門は、統計科学・データサイエンスに関する理論と応用。オープンデータ/ビッグデータ解析の手法や事例開発を研究している。日本統計学会賞,科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞。主な著書として『マーケティングの数理モデル』、『21世紀の統計科学Ⅲ 数理・計算の統計科学』、『身近な統計』、『こども統計学』(カンゼン、監修)等がある。
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